政治で「エコ」が主役になってほしいあなたのために

エコ選挙☆ぷち☆キャンペーン実行委員会

2007年07月27日 22:15

環境市民・電子かわら版チーム、
「持続可能で豊かな社会のためのエコ選挙☆ぷち☆キャンペーン」
情報第3弾!

(↓第1弾、第2弾はこちら)
http://ecosenkyopetit.shiga-saku.net/e465911.html
http://ecosenkyopetit.shiga-saku.net/e465910.html


 ついに参議院選挙が二日後に迫りました。
 もう投票先はお決めになりましたか。
 ぜひ、このキャンペーンブログで紹介した様々なサイトの情報を活用して「エコ選挙」に参加してください。


 期日前投票の制度をご紹介します。従来の不在者投票制度の一部が簡素化されました。
 明日28日(土)まで毎日、午前8:30〜午後8:00に有権者なら誰でも利用できます(7月29日に20歳になる方を除く)。
 「投票所入場整理券」を持参しますが、なくても大丈夫。身分証明書や印鑑なども必要ありません。
 投票場所は役所や支所など、時間帯は変更になる場合もありますので、詳しくはお住まいの市町村の役所に、時間と投票場所を問い合わせてください。
(参考)
http://seiji.yahoo.co.jp/specialfeature/sangiin2007/kiso/05.html
 なお、選挙の当日は、市町村の都合で知らない間に投票終了時間が繰り上げられている場合があります。夕方以降に投票に行かれる方は、事前に役所に問い合わせておくことを強くおすすめします。


 このキャンペーンのメールニュース版をご覧でない方のために、前回の記事 [cef-news 1336] 内容を紹介します。
<原子力エネルギーをどう考える?>
 東京電力・柏崎刈羽原発の地震による事故を受け、「原子力エネルギー」についての各党・各候補者の考え方を比較してみましょう。

◇まずは、
 エコロ・ジャパンの「グリーンマニフェストキャンペーン」より、引用します。
http://lp.jiyu.net/sangiin2007-manifesto.htm
【原子力】           【核燃料サイクル】
自民党 ○(耐震・安全性強化)  ○(推進)
公明党 ○(耐震・安全性強化)  言及なし
民主党 ○            言及なし
共産党 ×(段階的に廃止すべき) ×
社民党 ×(廃止すべき)     ×(運用凍結)

◇次に、
 A SEED JAPANの「参議院選挙に向けた政策アンケート」からの引用です。
http://www.aseed.org/tanemaki/new.htm
「原子力発電についてどのようなお考えをお持ちですか?」
(a) 原子力発電の新設は認めず、脱原発をすすめるべき:共産党、社民党
(b) 現在程度の原発への依存度を維持し、必要によっては原発の新設も進めていくべき:なし
(c) 原子力発電の依存度を増やし、積極的に原発の新設をすすめていくべき:自民党
(d) その他:公明党(詳細不明)
      民主党(原子力政策は、安全性を最優先に考え、万一に備えた防災
          体制を確立します。また原子力発電所の経年劣化対策など
          のあり方について、議論を深めます。さらには、実効性の
          ある安全検査体制の確立に向け、現行制度の抜本的な見直
          しを図ります)

◇続いて、各候補者へのアンケート結果です。
(1)参院選.com「2007年参議院議員選挙 環境政策に関する候補者公開アンケート」
http://saninsen.com/questionnaire/
 C) 原子力安全・保安院(保安院)を経済産業省から分離させ、独立した機関にするべきという意見についてどのようにお考えですか?
 D) 地球温暖化対策として原子力発電を推進するという意見についてどのようにお考えですか?
 F) 核燃料再処理工場の本格稼動についてどのようにお考えですか?
※結果はサイトから各候補者のページをご覧ください。

(2)ストップ・ザ・もんじゅ等のネットワーク
   「2007年参議院選挙アンケート」(関西圏)
http://www.eonet.ne.jp/~roba/monju/home/2007sangiinsenkyorikohosyaankeito/2007sangiinsenkyoanketo.html
 質問1. 「もんじゅ」の運転再開(08年5月予定)について
 質問2. 現行の原子力防災体制について
 質問3. 現行の高レベル放射性廃棄物処分計画について
※結果はサイトから各候補者のページをご覧ください。

◇「原子力」という面からのみ考えると、
 積極推進:自民党
 消極推進:公明党・民主党
 反対  :共産党・社民党
 という結果が出ました。
 ひょっとして、今回の事故を受けて各党および各候補者の意見は変わったかもしれませんが、投票のご参考にしていただければ幸いです。


 各党のマニフェストを比較すると、社民党の環境政策が傑出しています。以下、共産党、民主党と続き、自民党および公明党は既存の経済拡大路線そのままであり有効な環境政策を持っているとはいえません。
 その他の情報を読み解いていくと、結局は環境政策に関心の深い候補者はほんの一人か二人か、あとはとりあえず政策や回答を並べてみただけという状況に気がつきます。グローバリゼーションが地域社会と地球に与える影響、貧困や紛争との関連、持続可能な社会に対する理解などが非常に貧弱です。これでは持続可能な日本は実現しそうにありません。候補者アンケートを見て、少しでも意識の高い人、環境活動の実績のある人を選ぶことと、選挙後もはたらきかけていくことが必要になるでしょう。


 ところで、「マニフェスト選挙」が定着してきた感はありますが、マニフェストだけでは見えてこないものもたくさんあります。
 たとえば、自民党のマニフェスト『「美しい国、日本」に向けた155の約束』を見てみましょう。環境立国への主導力を発揮するといい、52番目に以下のような項目を掲げています。
【052. 美しく活力のある自然と共生する地域づくり
「里地・里山」「里海」などの美しい森や豊かな水辺づくり、生物多様性の保全や希少な野生生物の保護を進める。また、わが国の美しい自然が、大切に守り活用すべき貴重な国民の共有財産であることを体感する「エコツーリズム」を国民運動として推進する。】
 おお、すばらしいこと書いてあるやん、と思うのですが、実際いまの政府がやっていることはどうでしょうか。青森県の六ヶ所村では、この秋にも核燃料サイクル施設が本格稼働します。すると原発が1年間に排出するのと同じ量の放射能が毎日、大気や海に放出されます。国土交通省が検討中の河川整備基本方針案は、住民参加が基本である河川法の理念を覆し、住民の意思をないがしろにして淀川水系ダムの新規建設を容認しています。沖縄・辺野古の珊瑚礁は在日米軍の基地建設のため環境アセスメント法を無視して破壊されつつあり、絶滅が危惧されているジュゴンへの悪影響が心配されています。
 先の記事で書いたとおり、「何を言っているか」だけでなくそれ以上に「何をやっているか」が判断材料として重要になります。ここから、自民党、公明党は信頼できないことが見て取れますが、果たして野党は信頼できるでしょうか。格差社会をつくる法律に賛成し続けてきて、今になって格差の解消を掲げる民主党は?
 毎日のニュースに鋭敏に反応する感性を忘れないようにしましょう。


 ここからは、メールニュース版と同じ内容です。
 最後に、本キャンペーンの総括をしておこうと思います。

 そもそも、政治とはなんでしょうか。
 本来は、人々が生きていく社会の仕組みを動かして行くものと考えられると思います。
 ところが、昨今の情勢からは、政治は汚いもの、醜いもの、大金が絡むもの、図体がでかくて変わらないもの、何か言っても無駄なもの、とろくなイメージがわきません。関わっても関わらなくても同じ、だったら面倒なことには関わらないでおこう、と人々が思うのも無理はありません。多くの人にとって、政治はあきらめの対象になっています。

 しかし、それでいいのでしょうか。
 私たちが政治に無関心でいる間に、だんだん日本社会はおかしくなっていき、今では地位や財産に恵まれた人がいる一方、生存権が危ぶまれるような人も大勢います。環境破壊も地球温暖化もどんどん進行しています。国会では与党が数に任せて暴走、司法は行政のいいなりのような判決を連発。すでに三権分立すら崩れています。

 これは他人のせいではなく、私たちのせいです。
 私たちが選んだ、あるいは選ぶことを放棄した結果生まれた政治家が、この社会を動かしています。おかしくなった政治を、あるべき形に戻すのは、私たち一人ひとりの国民の義務ではないでしょうか。

 その基本的な入り口が、選挙での投票です。
 だから私たちは、エコ選挙キャンペーンを企画しました。まずは「私」が望む社会をつくろうとしている政治家を正しく選びましょう。

 選びたくても望ましい人がいなくて選べなければどうする?
 だったら、そういう人を育てましょう。見込んだ人にくらいついて、はたらきかけ続けるのです。選挙で勝てば殿上人ではありません。選んだからには責任を持って、その人がちゃんと公約を実行するか、積極的に関わって見張り、支援しましょう。それが有権者の責任です。

 グリコンな読者の皆さんはすでにお気づきと思いますが、これはグリーンコンシューマーの行動です。
 自分の持つ選択の力に気づき、一票の権利を行使すること。その行動から起こったことへの責任をとること。毎日の行動によって自分の意志を伝え続けること。
 日ごろ買い物で鍛えた選択眼と行動力を、ぜひ選挙やその後の政治でも発揮してください。

 今回のキャンペーンブログでご紹介した政党・政治家の情報を読み解くと、環境意識の高い政党はないこと、意識の高い政治家もほとんどいないに等しいことに気づきます。
 それというのも有権者の環境意識が低いから。ここで、一般の人の意識の低さやマスコミの取り組みの弱さを嘆いているよりも、まずは自らが積極的に政治家へはたらきかけましょう。政治家の皆さんは、自分の支持者の意見は聞かずにはいられないのですから。
  ・・・・
 「わたしの政治」。
 みんながそう考えることで、社会は変わっていくはずです。
 この参議院選挙を出発点として、日本の政治を「私」から、緑に塗り替えていきましょう!


 2007年参議院選挙をきっかけとして、日本が環境先進国への道を歩みますように。

 環境市民・電子かわら版チーム
 「持続可能で豊かな社会のためのエコ選挙☆ぷち☆キャンペーン」プロジェクト


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